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NUCで始めるVMware Tanzu
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Hirotaka Sato
About homelab & VMware Tanzu. [Japanese] 自宅にVMware Tanzu環境を導入する動機やポイントを解説する資料です。
Devices & Hardware
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NUCで始めるVMware Tanzu
1.
NUCで始めるVMware Tanzu 〜 おうちで始めるCloud
Native環境 〜 Hirotaka Sato @hirotaka0426 hirosat
2.
旧Pivotalメンバー Kubernetes Architecture Team VMwareがK8sに力を入れていることを知り、 2020年2月にVMware入社。
Ex-heptioチーム Tanzu Labs Platform Services HeptioとPivotalがワンチームに! 自己紹介 2 Join Join Join 佐藤 寛貴 Cloud Native Field Engineer Silicon Graphics→Square Enix→楽天 →LEOMO→Works Applications と 渡り歩き、近年はK8sと戯れていた 今ココ!
3.
でも、今日はハードウェアの話がメインです。 3
4.
1章: これまでのあらすじ (CloudNative ホームラボ
Ver. 1) 2章: ハードウェアに魅入られた男 (CloudNative ホームラボ Ver. 2) 3章: ホームラボ FAQ 4 アジェンダ
5.
1章. これまでのあらすじ (CloudNative ホームラボ Ver.
1) 5
6.
きっかけ ● 社内にK8sを検証する環境はいくつもあるものの・・・ 6 あなたはXX部なの でこの環境は使えま せん 1週間でこの環境は 削除されてしまうの で、延長申請をお願 いします この環境は、今から XXXの案件の検証 に使うため、しばらく 使えません ちょいちょいたまるストレス バージョンアップ/メ ンテナンスのため、 この期間は使えませ ん 検証クラウドのキャ パシティが上限に達 したので、これ以上 デプロイできません
7.
目的 ● 24時間いつでも、確実に自分だけが使える環境が欲しい 7 そうだ、おうちラボ を作っちゃおう! 天才的発想・・・っ! このWFHのご時世、自宅に設備を投資するのは今しかないっ! と、この時は思っていました・・・。 ここから、長い旅が始まります。
8.
さて、どんなもの作ろう? 8 vSphere環境た てて、インフラ 基盤をおうちに NUCは場所も 取らないし、省 電力だよ WFHだし、 自宅環境を充実! NUCでおうちでCloudNative・・・
9.
NUCとは? 9 インテル® NUC はフットプリントが小さく、省スペースな パソコンです。Next
Unit of Computing の略であるインテ ル® NUC (「ラック」や「トラック」と同じように発音) は、 フルサイズ PC のパワーを手のひらサイズで実現しました。 ※Intel ®社のホームページより抜粋 https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/boards-kits/nuc.html
10.
8-9月: NUCをお試し ● まずは1台NUCとパーツを買ってみて、どんなことができるのか感触を掴む 10 [メモリ] v-color
DDR4 2666MHz SO-DIMM 64GB (32GB×2枚) 購入時の価格: 32,180 合計 : 95,197 サンワサプライ 電源コード(3Pin) 1m 購入時の価格: 567 [NUC] INTEL BXNUC10I5FNH CPU: i5-10210U (4core/8thread) 購入時の価格: 50,500 [SSD] Crucial 1TB BX500 SATA3 購入時の価格: 11,950 [得られたリソース] CPU: 2.1GHz x 8 thread Mem: 64GB Disk: 1TB
11.
NUC1台でできること ● vCenterをたてて、VMをデプロイすることが可能 ● kubeadmを使って、Kubernetesクラスタを組むことも可能 11 ESXi01
(NUC) vCenter (VM) ControlPlane 1 (VM) Worker 1 (VM) Worker 2 (VM) なんか、もの足りない・・・
12.
10月: (恐怖の)プライムセールで爆買い ● 「自分への投資!」と100回唱えてから、購入ボタンを押しました・・・ 12 合計
: 216,321 累計投資額 : 311,518 [得られたリソース] CPU: 2.1GHz x 32 thread Mem: 256GB Disk: 2.5TB NUC BXNUC10I5FNH 46,980 x3 = 140,940 Team 内蔵SSD 512GB 4,780 x3 = 14,340 Team DDR4 32GBx2枚組 19,780 x3 = 59,340 サンワサプライ 電源コード 1m 567 x3 = 1,701
13.
11月:みんなに声をかける ● せっかくならみんなでホームラボのコミュニティを作って、わいわい やりたいなと思い、Slackチャンネルを作った。 ● ちょうど、Qiitaのアドベントカレンダーが始まる時期だったので、 カレンダーを作って、社内の同僚に参加を呼びかけた。 13 その結果・・・、 Slackチャンネルは盛り上がるものの・・ Qiitaの共同参加者は、0名 (※ボッチと呼ばないよう注意)
14.
12月: NUCで始めるVMware Tanzu
執筆 (Qiita : Advent Calendar 2020) ● 1人アドベントカレンダーをやってみました 14 https://qiita.com/advent-calendar/2020/nuc-vmware-tanzu [コンテンツ] ● NUC(今回採用したサーバ)の紹介/組み立て ● vSphere環境の構築 ● Tanzu Kubernetes Gridの紹介と環境構築 ● vSphere with Tanzuの紹介と環境構築 ● 同僚のホームラボ紹介 12月1日〜25日までの間、血ヘドを吐きながら ステップ・バイ・ステップで詳しく解説しています。 よければ見ていって下さい!
15.
NUC構築の様子 ● まずはパーツを組み立てて・・・ 15
16.
おうちラボ Ver. 1
構成 ● Nested ESXi構成にして仮想的にNIC数やストレージ数を増やし、vSAN環境を構築。 ● その後、Tanzu Kubernetes Gridや、vSphere with Tanzu を入れる。 16 ESXi04 (NUC) nested-esxi04 ESXi03 (NUC) nested-esxi03 ESXi02 (NUC) nested-esxi02 ESXi01 (NUC) nested-esxi01 vCenter vSAN (VM Disks/PV/Cloud Storage) TKG / vSphere with Tanzu おうちルータ (元々持ってた) インターネット
17.
Tanzu Kubernetes Grid ●
VMwareが提供する、マルチクラウド用K8sクラスタ基盤の導入ソリューション ● オンプレでも、パブクラでも、同じ文法で同じK8sクラスタを扱うことが可能な技術 17 (を、ちょっとだけ紹介) 7 with Tanzu 6.7U3 6.7 U3 us-east-1 eu-west-1 ap-south-1 VMC on AWS Amazon AWS EC2 Microsoft Azure (今後GCPに も対応予定) オンプレミス パブリック・クラウド API-driven Infrastructure (Cluster API) Tanzu Mission Control で透過的な管理 TKG TKG TKG TKG TKG TKG TKG これをおうちに作りました
18.
みんなのホームラボ ● Slackチャンネルに集まった同僚の自宅環境を紹介 18
19.
2章. HWに魅入られた男 (CloudNative ホームラボ Ver.
2) 19
20.
おうちラボ Ver. 1
構成の問題点 ● Nested構成でさらにvSAN化すると、利用可能なディスクが少ない(500GB程度) ので、 ディスク容量を増やしたい。 ● そもそもマシンパワーをフルに引き出すには、Nested構成を止めたい。 20 ESXi04 (NUC) nested-esxi04 ESXi03 (NUC) nested-esxi03 ESXi02 (NUC) nested-esxi02 ESXi01 (NUC) nested-esxi01 vCenter vSAN (VM Disks/PV/Cloud Storage) Tanzu Kubernetes Grid おうちルータ (元々持ってた) インターネット
21.
vSAN構成の制約 ● 3つのディスク(OSブート用領域 /
vSANキャパシティ / vSANキャッシュ) ※NUCは内蔵ディスクスロットが2つしかない ● 2系統の物理NIC ※NUCはNICが一つしかない ● ホスト4台以上が推奨 ※一応3台でも可能 21 x4
22.
たしかに初期装備に制限は多いが・・ ● 豊富なインターフェイスでカバー! 22 内部スロット -
2.5型ベイ (SATA3.0のSSD/HDD) - M.2スロット (Type 2280, PCIe Gen3x4) - メモリスロット x2 (最大64GB) 前面インタ ーフェイス - USB3.1 Gen2 (Type A & Type C) - 3.5mm ヘッドフォン/MIC端子 - 赤外線センサー 背面インタ ーフェイス - AC電源 - HDMI 2.0 - 有線LAN(1Gbps) - USB3.1 Gen2 (Type A) x2 - Thunderbolt 3 x1 その他 - 側面にSDカードスロット Intel NUC 10 パフォーマンス・キット (NUC10i7FNH / NUC10i5FNH) ※緑色の字は、利用中であることを示す
23.
お布施その1: ブート領域用USBメモリ ● USBメモリをESXiのブート用領域とすることで、2スロットある 内蔵ディスクを、vSAN領域に回すことが可能。 23 SanDisk
USB3.1 SDCZ430-032G 32GB Ultra 130MB/s 非常に小さいので、NUCの外観を損ねない! 購入時の価格: 856 x4個 = 3,424 [もっとオススメ] 256GBモデルのUSBメモリ (2/23調査時の価格: 1個 3,398) 現在のESXiの仕様として、128GB以下はローカルデータストア が作成されない。ローカルデータストアもあると便利。 累計投資額 : 314,942
24.
お布施その2: USB接続SDカードリーダ ● 以前のSSD
のOS領域に、削除できないVMFS-L領域(コアダンプ等の用途) が残った。 ● Ubuntu LiveCD等でブートすることで、この領域が削除可能。 ● 余っていたSDカードを活用したい → NUCが持つSDカードスロットでは、ブートできなかった。 ● USB Slotはブート対象となるので、面白アイテムを買ってみた 24 SD/Micro SD両対応カードリーダ 購入時の価格: 799 Type-C/Type-A両対応。 Ubuntu LiveCDからpartedコマン ドで、VMFS-Lを削除できた。 累計投資額 : 315,741
25.
お布施その3: M2.SSD ● NUCは通常のSSD以外にも、M2スロットに写真の形状のSSDが換装可能。 PCIe
Gen3 x4接続のため、通常のSSDよりも高速。 25 ADATA XPG SX8100 PCIe Gen3x4 M.2 2280 NUCが接続可能なPCIe Gen3x4の最大速度に近いモデル。 (Read: 最大3500MB/秒、Write: 3000MB/秒) 1TB容量のモデル x4枚を購入。 購入時の価格: 11,980 x4枚 = 47,920 累計投資額 : 363,661
26.
お布施その4: USB SSD
(ボツ案・・) ● vCenterを載せているホストも、Nested構成を止めたい。 ● ローカルデータストアを確保するため、追加でUSBタイプのSSDを購入。 26 ESXi01 (NUC) vCenter (構想) vSAN用 データ領域 バッファロー SSD 外付け 480GB USB3.2Gen1 購入時の価格: 5,980 SDカード約2枚分位の超小型な USB接続SSD。 vCenterの要件(430GB以上)を 満たすサイズ。 ESXi OSData用領域 vSANキャッシュ領域 vSANキャパシティ領域 ローカルデータストア 結局、メンテナンス時にvCenterが止まるのは不 便だと判断したため、このホストは引き続き Nested構成に。。 累計投資額 : 369,641 New!
27.
お布施その5: USB NIC ●
物理的にvSANを組むには、少なくとも2つのNICが必要。 ● 今後のネットワーク環境の向上を見越して、2.5GbpsのUSB NICを購入。 27 Cable Matters USB LAN変換アダプター 2.5Gbps 2.5GbEのUSB NICはなんと言ってもコスパが良い! Type-A/C両対応なのも魅力。 購入時の価格: 2,899 x4個 = 11,596 [Other choices (amazon.com がオススメ)] TRENDnet USB-C 3.1 to 5GBASE-T Ethernet Adapter 1個 9,389 (輸入費込み) 5GbEの最安値だった。 Sonnet Solo 10G Thunderbolt 3 to 10GBASE-T 1個 18,159 (輸入費込み) 10GbEの最安値だった。 10GbEでは、Thunderboltがほぼ必須 QNAP QNA-T310G1S Thunderbolt 3 to 10GbE SFP+ 1個 20,379 (輸入費込み) SFP+ port 10GbEの最安値だった。 SFP+ portは発熱量が少ない。 いずれも2/23調査 時点の参考価格 → 累計投資額 : 381,237
28.
お布施その6: 複数ネットワーク用スイッチ ● 管理用ネットワーク用には、簡易なスイッチを購入 ●
DSwitch用ネットワークには、VLAN trunkが設定可能なスイッチを購入 28 おうちルータ (元々持ってた) インターネット NETGEAR GS308E-100JPS スイッチングハブ 購入時の価格 : 3,300 管理画面がついていて、VLANを設定できる スイッチとしては格安。 BUFFALO Giga対応5ポート LSW6-GT-5EPL/NBK 購入時の価格 : 1,280 Jumboフレーム対応の1Gbpsスイッチとしては格安。 入れ替え予定のため、なるべく安価なもの採用。 合計 : 4,580 累計投資額 : 385,817
29.
お布施その7: LANケーブル ● 手持ちケーブルにCAT5が混ざってたり、数も足りないので、これを機会にCAT7/8に。 ●
ケーブル長が短いもの(50cm)を選ぶことで、配線がスッキリ見える。 29 おうちルータ (元々持ってた) インターネット Jeavdarn CAT8 LANケーブル (0.5m) 購入時の価格 : 799 x4本 = 3,196 金メッキでケーブル芯も太く、 品質の良さを感じた。 合計 : 6,176 サンワサプライ CAT7 LANケーブル (0.5m) 購入時の価格 : 745 x4本 = 2,980 判別を重視してフラットタイプを購入。 品質は丸芯タイプの方が良いらしい。 累計投資額 : 391,993
30.
お布施その8: UPS(無停電電源装置) ● 年末から急激に冷え込み、うちで何度も停電が起こるようになった。 ●
そのような突発的な電源断からNUCを守りたい。 30 CyberPower 無停電電源装置 500VA/300W CPJ500 購入時の価格: 13,774 「正弦波出力」タイプのUPSで、コスパが良い。 理論上、20分位の電源断に耐えられる。 また、UPSにしてはコンパクトなデザイン。 (※ただし、NUCよりは大きい・・) 累計投資額 : 405,767
31.
内蔵スロット 購入したもの まとめ 31 x4 ※UPSは一つだけ ※スイッチは一つだけ ※スイッチは一つだけ 普段は使わないもの
32.
おうちラボ Ver. 2 ●
3台のESXiが、脱Nestedできた。 ● 約500GB → 4.16TBのvSAN環境に拡張できた。 32 ESXi04 (NUC) ESXi03 (NUC) ESXi02 (NUC) ESXi01 (NUC) nested-esxi01 vCenter vSAN (VM Disks/PV/Cloud Storage) Tanzu Kubernetes Grid おうちルータ (元々持ってた) インターネット
33.
3章. ホームラボ FAQ 33
34.
Q.そもそもなんでNUC? 34
35.
私が考えた要件は・・・ ● 小さい ● 省電力 ●
並べてもカワイイ ● そこそこ拡張性が高い ● そこそこ高性能 ● そこそこ安価 ● 安心のIntel製 35 Intel NUC
36.
どれだけ小さいかというと・・・ 36 例: 220(W)×493(H)×464(D) mm ATX
PC (約40-60L) 例: 205(W)×390(H)×380(D) mm MicroATX PC (約20-40L) MiniATX PC (約3-20L) 例: 84(W)×244(H)×217(D) mm 117(W)×51(H)×112(D) mm Intel NUC (約0.7L) ※ Intel NUC 以外のサイズはあくまで目安。当てはまらないケースも存在します • 各規格は、搭載可能なマザーボードに依存。 そのため、ATXは最も拡張性が高い • ATX PCとは、100倍近くサイズが異なる
37.
Q.どのNUCを買えばいい? 37
38.
● 他の世代のNUCと比べ、高コスパな普及帯モデル ● 省電力 NUC10がオススメ 38 実は、NUC9の方が性能が良い!が、、 ・筐体が大きめ(5Lサイズ) ・凄く高い(単体で15-25万)
39.
NUC10i7FNH v.s. NUC10i5FNH ●
8万(i5モデル) v.s. 10万(i7モデル) ※SSDとMem含めたざっくり価格 ● NUC10i7FNHは、NUCの中でも希少な6coreモデル! (私はi5を買ったが、マルチK8sでは多くのCPU(VM)が必要なので、i7は魅 力的) ● でもi7モデル利用者の話によると、高負荷時に非力さを感じることも (ターボブーストは、 一つのコアにスペックを集中する技術) 39 価格 (2/23時点) Core数 (Threads) ベース周波数 TDP-up時 周波数 ターボブース ト周波数 キャッシュ NUC10i7FNH 62,391 6 (12) 1.1 GHz 1.6 GHz 4.7 GHz 12M NUC10i5FNH 43,998 4 (8) 1.6 GHz 2.1 GHz 4.2 GHz 6M
40.
待望のNUC11が登場 40 主な変更点 NUC 10
NUC 11 CPU Comet Lake Tiger Lake メモリ DDR4-2666 DDR4-3200 M.2 SSD PCIe 3.0 PCIe 4.0 有線LAN 1GbE 2.5GbE Tunderbolt T3 (1 port) T4 (2 port) ディスプレイ トリプル クアッド NUC11TNHv7 NUC11TNHv70L 内蔵スロットを3つ搭載 (SSD + M.2(22x80) + M.2(22x42)) オプションポートにより Dual LAN搭載 プロセッサ vPro Cores L3(MB) TDP(12W) TDP(28W) Tarbo(50W) i7-1185G7 ○ 4C / 8T 12 1.2 GHz 3.0 GHz 4.8 GHz i7-1165G7 4C / 8T 12 1.2 GHz 2.8 GHz 4.7 GHz i5-1145G7 ○ 4C / 8T 8 1.1 GHz 2.6 GHz 4.4 GHz i5-1135G7 4C / 8T 8 900 MHz 2.4 GHz 4.2 GHz i3-1115G7 2C / 4T 6 1.7 GHz 3.0 GHz 4.1 GHz [残念な点] 6 core以上のモデルがない・・
41.
Q.NUC以外の選択肢を教えて 41
42.
よりエンプラ思考なら・・・ ● ガチサーバ仕様(VMware HCL準拠)+省スペースならこれ! (さらに、NUC
Xeonよりは安い。欠点は、起動時うるさいらしい・・) 42 Supermicro E300-9D-8CN8TP Supermicro SYS-E200-8D amazon.comで見つけた価格 : 105,825 amazon.comで見つけた価格 : 168,578 サイズ: 約1.9L(W193/H43/D226) CPU: Intel Xeon D-1528 (6c/12t, 1.9GHz, 9MB) Max Memory: 128GB (ECC/non-ECC) ストレージ数: 2 (M.2 x1 / SATA3 x1) Network: 10GbE x2 / 1GbE x2 / 1GbE(IPMI) x1 サイズ: 約2.5L(W254/H43/D226) CPU: Intel Xeon D-2146NT (8c/16t, 2.3GHz, 11MB) Max Memory: 512GB (ECCのみ) ストレージ数: 2 (M.2 x2 / SATA3 x1) Network: 10GbE x2 / 10GbE(SFP+) x2 / 1GbE x4 / 1GbE(IPMI) x1
43.
Mini-ITXなら、より安価にハイスペック ● jacopen先生のブログが参考になったので、勝手に試算してみたw 43 Shuttle Intel
H370 ベアボーン: 37,110 サイズ: 約14.2L(W216/H198/D332) TEAM DDR4 3200Mhz 32GB x4 : 67,960 Intel Core i7 9700 (8c/16t, 3.00GHz, 12M) : 34,980 PCI-E 10GbE NICカード (SFP+): 5,940 Samsung 970 EVO Plus 1TB NVMe: 18,667 (※価格は、10GbEのみオリオスペック特価で、他は2/28時点のamazonで算出) 試算合計: 164,657 [ NUC2台分のリソース +α ] CPU: 3.0GHz x 16 thread Mem: 128GB Disk: 1TB 10GbE(SFP+) が で、手に入る!
44.
Q. 何台買うのがオススメ? 44
45.
NUC1台でできること ● vCenterをたてて、VMをデプロイすることが可能 ● kubeadmを使って、Kubernetesクラスタを組むことも可能 45 ESXi01
(NUC) vCenter (VM) ControlPlane 1 (VM) Worker 1 (VM) Worker 2 (VM)
46.
NUC2台でできること ● Tanzu Kubernetes
Gridが可能 46 ESXi01 (NUC) nested-esxi01 vCenter ESXi02 (NUC) nested-esxi02 nested-esxi03 Tanzu Kubernetes Grid
47.
NUC3台でできること ● vSphere with
Tanzuが可能 ● vSANが可能 47 ESXi03 (NUC) nested-esxi03 ESXi02 (NUC) nested-esxi02 ESXi01 (NUC) nested-esxi01 vCenter vSAN (VM Disks/PV/Cloud Storage) vSphere with Tanzu Supervisor ControlPlane Supervisor ControlPlane Supervisor ControlPlane
48.
NUC4台でできること(今ココ) ● 脱Nested(3台まで)、かつ、4台vSAN構成が可能 48 ESXi04 (NUC) ESXi03
(NUC) ESXi02 (NUC) ESXi01 (NUC) nested-esxi01 vCenter vSAN (VM Disks/PV/Cloud Storage) vSphere with Tanzu
49.
NUC5台でできること ● NSX-Tが可能(だと思う) 49 ESXi04 (NUC) ESXi03
(NUC) ESXi02 (NUC) ESXi01 (NUC) NSX Manager vCenter ESXi05 (NUC) vSAN (VM Disks/PV/Cloud Storage) vSphere with Tanzu NSX Edge
50.
まとめ 50
51.
良くなかったこと ● それなりにお金はかかる (クラウドと比べて、決して安くなる訳ではない) ● ハマると1週間単位で時間が消える 51
52.
よかったこと ● 当初の目的である、確実に自分だけが使える環境をゲットできた! ● 最新K8sクラウド環境が自宅にあるという無敵感 ●
常時起動しているため、素早くデモができる ● 工作感覚でパーツを揃えていくのは楽しい (NUCの制約の中で、あれこれ試行錯誤するのが楽しかった) ● vSphereやハードウェアの知識が深まった気がする ● ホームラボを持っている同僚と盛り上がれる (Slack部屋たてるのオススメ!) 52
53.
ご清聴ありがとうございました! 53
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